不思議な話には怖くないものも多くあります。ここでは大好きな祖父を亡くした方の物語りを紹介します。
その方が学生の頃、大好きな母方の祖父が亡くなったそう。子供の頃から仲の良かったお祖父さんとは、もし死んでも夢に出てきてねと指切りの約束をしていました。
とうとうその日がきます。危篤状態だったお祖父さんの心臓が止まった時、覚悟を決めていた家族は、好きだった歌を歌い別れを告げました。
慌ただしい時が過ぎた7日目のころ、その方は夢を見ました。情景は朝の光が美しい、知らないどこかの浜辺。
なぜか側にはプロペラが付いた小型操縦機があり、家族がその飛行機に乗ろうと言い出します。海風を浴び海上を旋回。しかし間もなく、機体は海面に向け落下します。激突を感じた瞬間、海面を突き破り別世界へと着陸。
そこには生前の若い頃のお祖父さんがいました。その姿を見ただけで涙ぐむその方は、約束果たしてくれたと思ったそう。
何故かこの世なのか、あの世なのか分からない妙な世界を納得しました。
よく見るとお祖父さんの隣には見知らぬ男性。翌朝目が覚めたその方が母親に似顔絵を描いて見せると、今まで聞いたこともないお祖父さんの異母兄弟でした。
不思議なこともありますね。
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