遭難についても不思議な話が数多く伝わっています。ここではそんな遭難について、いくつかの話を紹介します。
数十年前の男性の話。男性は那須の朝日岳から、三本槍に向かう途上、濃霧により道に迷ってしまいました。少し後、霧の中に3人ほどのパーティーを発見しました。声を掛けてみましたが、誰一人振り返ってくれません。
あと一歩で遭難状態という男性は、それこそ必死になってパーティーについて行きました。数時間ほど経ち、瞬く間に霧が晴れましたが、そこは避難小屋のすぐそばでした。
追いかけていた3人ほどのパーティーは、霧が晴れると同時に消えたそう。助けてくれたと、今でも思っています。
その男性は霊感が強いタイプなのか、上高地で別の体験もしています。夜中に川沿いでお酒を飲んでいた時のこと。後ろの方から若い男性が、ヘッドライトもなく下山してきました。挨拶をすると、今晩はと返事も返ってきます。
その後も若い男性は、いく度もいく度も下山を繰り返していました。すでに酔っぱらっていた男性に恐怖はありません。きっと家に帰りたいのだなとか、遭難者なのかなと考えていたそう。この姿は、今思い出しても悲しくなるそうです。
山での遭難に関する話は色々なものがありますが、不思議な話もあるものですね。
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